ウルトラマンよ永遠に

みみすけ

2009年01月31日 11:42

特撮のネタです。

最近、Kenちゃんは、「ゲゲゲの鬼太郎」に嵌っています。

私としては、「ゲゲゲの鬼太郎」の話の中にある背景には必ず
自然破壊、飽食への警告、人の心のあるべき姿への言及など
水木しげるさんの精神、そこに集まるスタッフの熱意がわかって
大変オススメなのですが、
Kenちゃんの嵌りようは、尋常ではなく、幼稚園でも「妖怪ごっこ」をする
といって聞かないため、男の友達と遊ばないようになってしまったとの事。

それはそれで、ちと困りものだし、最近寝てもさめても「ゲゲゲ」の歌を謳い、
「ゲゲゲ」のTVを見たがるのもちと行き過ぎかなあ。
と思い、どうしようかなあと思いました。

できるだけ、外に連れ出して、自然を満喫する(今はスキーでしょうか)
と思い、準備していたのですが、処々の事情でここのところ外に行くことが出来ません

KenちゃんはどうしてもTVに張り付いているので、
1)TV以外に家で夢中になることの創造
2)TVはTVで、「ゲゲゲ」以外に興味をもつように進める。

ということで、画策しておりました。

2)については
 ・世界名作劇場 「ハイジ」 「マルコ(母を訪ねて三千里:映画版)」など
 を見たら、大分感動していました。

 これはこれで、いいなと思いました。
 Kenちゃんいわく、「ママも泣いていました」ということです

「で、男友達は何で遊ぶの?」
「ウルトラマンごっこ」
「Kenちゃんもウルトラマンなら良く知ってるじゃない」

「もう忘れちゃったもん」

あんだけ嵌ってたのに、もう覚えていませんか(@@;)

なかば呆れ顔になったみみすけ
どうすベー と思っていたところ、1/23に「大決戦!超ウルトラ8兄弟」がDVDでリリースされました。
映画館には行かなかったので、さっそくTSUTAYAで借りてきました。

以下、ちとネタバレもある内容なので、気になる方のみどうぞ^^;)
(公式サイトにも、もうネタバレ記事が載っているので、文句は言われないでしょうが)


この映画は、超ウルトラ8兄弟というタイトルで、主役はダイゴという青年?(30代?)です。

ウルトラマンを見て育った年齢。TVでウルトラマンが始まるのに熱狂したという設定ですから
現代からする設定としては40代後半ということになりますが、そこは設定の違いということでしょうか^^

ダイゴは、少年時代をウルトラマンを憧れのヒーローとして2人の友と過ごします。
その友と遊ぶ中で知り合った「赤い靴の少女」、
彼女との思い出を思い出すことが映画の鍵になります。

ウルトラマンはTVの世界、そんな世界の中で、普通の大人になり、仕事に埋没し、
かつての夢を忘れる日々

そんな中、世の中には異変が忍び寄ってきます。
そこで時空を超えて迷い込むウルトラマンメビウス(ヒビノミライ)との出会い。
ミライは
この世界で自分がウルトラマンであることを知らない7人のウルトラマンを覚醒させて欲しい
と「赤い靴の少女」に頼まれます。
そのことを告げたミライも、宇宙人に拘束され身動きが出来ない状況に置かれてしまいます。

誰一人頼れない中、かつての夢を諦めたダイゴは、やり遂げる覚悟を決め、
なぜか彼だけが夢の中で垣間見る4人のオジサン(楽屋裏では「ダンディ4」というらしい^^)や、
2人の友達を探し出していきます。しかし相手にはされません。

そんな中、事態は悪化し、怪獣や宇宙人が 悪の化身の陰謀により 地上に送り込まれてきます。
多くの人が絶望する中、荒唐無稽な話ではあるが必死に走り回るダイゴに対して、彼女の励ます声が
彼の記憶をよみがえらせます。
彼が、心の奥に持っているもの、忘れかけた夢と正義感。
ウルトラの化身である「赤い靴の少女」との約束
・・・そして、7人目の勇者が誰なのか。。。。

ダイゴは叫ぶ。目の奥に決意を宿して


その後は、戦闘シーンとともに、様々なダイナミックなシーン、楽しいシーン満載の結末へ続きます。

ウルトラマンシリーズは、昭和世代のウルトラマン(80を含む) と 平成世代のウルトラマンで
背景が大きく異なります。特撮マニアの間では、「世界が違う」といいます。
平成ウルトラマンはウルトラの星から来た勇者が地球を救うのではなく
地球に本来いる超人が時を越えて現代人に力を貸したりする(私も実際は詳しくは知らない)背景が
あり、ウルトラの星とは一線を隔すつくりになっているのです


今回の作品は、そういった 世界が「特撮マニア」に形成されていることを踏まえつつ、(^^)
時空を繋ぐ という発想で、総出演させ、全てのウルトラマンファンに送る映画になっています。

CM等でも ウルトラマン映画 ファイナル ともアナウンスされ、
40周年で始まった一連のウルトラマン関係の企画のとりをココに実現。

別の時空での出来事という設定で、かつて死んでしまったはずの関係者も出演したりと
ウルトラマン映画としては、同窓会に近い内容になっています(爆)^^

実際、私は 平成ウルトラマンは、見たこともなく、あまり興味もなかったのですが
子供と一緒に 特に前半、 非常に楽しませていただきました。
日常の中で夢をどう思うか、そんな事も考えさせられました。

また、このダイゴ役の方、普通の演技が 「うまい」
いやあ、こんなにすばらしい演技されるとウルトラマン映画だったことを途中忘れます(爆)


そしてスタッフの思い。
ウルトラマンを手がけ始めてきた頃の人たちから代々受け継がれてきた
子供や、今となっては40代までを含めた人へ

ウルトラマンという「絶対的な正義」を受け継いで欲しいという想い

それが確かに感じられた作品でした。

主役であるティガが極悪宇宙人に言い渡す最後の言葉
「どんな絶望の際にも、人の心から希望の光を消すことは出来ない」

どんな時代にも、どういう人に対しても響く応援のメッセージだと思いました。

今後ウルトラマンの映画があるかはわかりませんし、
円谷さんもいろいろあるようなので、今後どうなるか良くわかりませんが
この熱いスタッフのメッセージは、覚えておきたいと強く思いました。

Kenちゃんの中にも、ウルトラマンが復活したようです。
朝から「ウルトラマン秘密百科辞典」を取り出し、
ティガの怪獣を読め とうるさくてタマリマセン~(爆)^^;;;



動画はここ^^
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